この頭のイボは悪性なの?原因や判別方法を徹底解説!

頭にイボができた場合、何か違和感がある、シャンプーをしていて気になるという方はいらっしゃいませんか?
脳に転移するような悪性腫瘍ではないかと不安に思う方もいるでしょう。
この記事では頭によくできるイボや、良性腫瘍と悪性腫瘍の見分け方を紹介しています。
ぜひ最後までご覧ください。

イボについて

イボは、皮膚から盛り上がっている小さなできもの一般を指す俗語です。‹₁›
医学的には多くの場合、皮膚腫瘍のことを意味しており、その種類は良性の腫瘍から悪性の腫瘍まで様々です。
また、頭皮にイボができた場合の主な原因は、頭をぶつけて傷ができ、その部分からウイルスの侵入があったと考えられます。
イボの原因はウイルスの感染がほとんどです。原因となるウイルスの種類は100種類以上もあります。

良性のイボ

はじめに頭にできる代表的な2つの良性のイボ(腫瘍)を紹介します。

尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)

頭にできるイボの中ではもっとも代表的な皮膚疾患です。
この腫瘍の原因は表皮にある角化細胞の過度な増殖です。
角化細胞は肌の主な部分を占める細胞で、通常は増殖を繰り返し、表面から剥がれ落ちるサイクルを形成しています。

しかし、外傷による傷からヒトパピローマウイルス(HPV)が侵入してきた場合に、角化細胞が活性化してしまい過度に増殖してしまい、イボが形成されてしまうのです。
主な治療方法として、-196度の液体窒素による冷凍凝固療法があります。
1~2週に1度治療を行い、イボが消失するまでこれを繰り返します。
大きくなると何度も治療しないと治らないため、早めの治療が重要です。

脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)

皮膚は一定周期を経て細胞が生まれ変わりますが、年齢を重ねるとこのサイクルが滞り、古くなった細胞やメラニン色素が排出されにくくなります。
そして少しずつシミが発生し、少しずつ隆起すると、脂漏性角化症というイボとなります。
別名を老人性イボとされていますが、20歳代で発症する方も少なくありません。
楕円形で茶や黒褐色をした良性の腫瘍です。
尋常性疣贅と比較するとウイルス性ではないことがわかります。
保険が適用される治療には液体窒素を用いた冷凍凝固療法や手術による切除があります。

悪性のイボ

次に頭にできる代表的な2つの悪性のイボ(腫瘍)を紹介します。

有棘細胞がん(ゆうきょくさいぼうがん)

有棘細胞がんは一般的に、通常の肌の色から鮮やかな赤色に変化し、皮膚表面は乾燥したように硬くなります。
しこりのように表面が盛り上がるため、イボと間違われる代表例であり、人体の一番外側に存在する表皮細胞のがんです。
紫外線を浴びやすい場所に見られる傾向があり、頭に発生する場合もあります。
表面がもろく崩れやすいので、少しの摩擦で傷になりジクジクして、かさぶたのような状態になるなどの特徴があります。
進行すると、腫瘍から体液が染み出すことや、細菌感染によって悪臭を伴うこともあります。

血管肉腫(けっかんにくしゅ)

血管肉腫とは、血管の内皮細胞から発生するがんのことです。
日本人では、1年間に50人くらいがこの病気にかかると推定されています。‹₂›
高齢者の頭皮にできることが多く、進展が早く、再発しやすいことが特徴です。
さらに遠隔転移の症例もあり、とくに肺転移を起こしやすく、極めて悪性度が高いがんでもあります。
見た目は境界が不鮮明で赤黒く内出血のような色で、進行すると患部が盛り上がる場合もあるためイボやアザのように見えます。
初期に自覚症状はありませんが、病気が進行して出血してくると痛みを伴う場合があります。

良性と悪性の見分け方

ここまで4つの腫瘍を紹介しましたが、良性と悪性の腫瘍を見分けるポイントは以下の5つです。
・イボが急に大きくなってきた
・黒くにじんだような見た目をしている
・表面がジクジクして血や膿が出る
・イボから悪臭がする
・カサブタのような傷が治らない

もちろんこの5つだけでは判断できませんが、これらは悪性腫瘍にみられる共通の特徴で、該当する場合は要注意です。
悪性腫瘍は早期発見、早期治療が最も重要です。
これらを参考に、不安なイボなどがありましたら、お気軽に当院へご相談ください。

まとめ

発症部位に関わらずイボはそのまま放置しておくと、良性であっても悪性であっても、肥大化します。
帽子をかぶる時や、頭を洗う時、誰かに指摘された時など、日常生活でストレスになり気になっている場合は是非当院へご相談ください。
当院では、検査の結果と患者様の状態に合わせた治療方法を詳しくご説明し、インフォームドコンセントを重視して、最善の治療を行います。