その他の皮膚腫瘍

2021.04.28

おでこの外骨腫 粉瘤と間違えやすい腫瘍 ~東京粉瘤日帰り手術クリニック~

今回の症例はおでこの外骨腫です。外骨腫についてはこちらで詳しく解説ししています。 

外骨腫はあまり聞きなれない腫瘍かもしれませんが、粉瘤や脂肪腫と非常によく間違えられやすい腫瘍です。

外骨腫は非常に硬く粉瘤や脂肪腫とは全然硬さが違いますし、可動性も全くありません。しかし、触診だけでは皮膚自体がよく動くため診断に苦慮します。

場合によってはCT検査を行い、精査する場合もあります。

 

今回の症例もおでこの1㎝程の小さな腫瘍ですが、見た目ではかなりくっきり膨らみが出てしまいます。ほとんどが良性ですが整容面的にも切除を希望する場合が多いです。

動画は下に載せています。

おでこの外骨腫 

腫瘍より少し上から切開を加え、前頭筋を剥離し、骨膜上までアプローチします。その際に神経には気を付けなければいけません。骨膜にアプローチが出来れば、エレバラスパを使い、骨膜下の剥離を行います。

十分に剥離を終えたところでツチとノミを使用し、腫瘍の切除を行います。

やってる事は大工さんと同じです。

コンコンすると腫瘍が簡単に切除できます。

外骨腫

とてもきれいに摘出できました。

創部を縫合し、手術を終了します。出血もほとんどなく日帰りで手術出来てしまいます。

これくらいの腫瘍であれば局所麻酔で十分に出来てしまいます。

術後

 術後は軟膏処置またはバイオヘッシブで固定を行い、1週間後に抜糸します。

形成外科専門医 古林玄