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2021.02.15

粉瘤についての動画をUPしました/専門医の解説付き

粉瘤について動画をYouTube に投稿しました。

粉瘤は皮膚の中に老廃物が溜まることにより、徐々に大きくなります。粉瘤は何かの拍子に感染や異物反応が起こり、大きな炎症を起こします。炎症が起こると、激しい痛みを伴い、日常生活に支障をきたします。一度治っても、再度炎症を繰り返すため、出来るだけ早く切除する必要があります。

炎症を繰り返す事で創部は色素沈着を残し、傷跡も目立ってしまいます。出来るだけ炎症が起きる前の手術をオススメします。

当院では炎症が起きていても出来るだけ早く手術する方が良いと考えていますので当日手術を行っています。

今までの治療では炎症している症例では切開のみを加え、毎日外来での洗浄処置を行っていましたが、痛みも伴い2−3週間、辛い毎日を送ることになります。切開のみでは内部に老廃物や皮膜が残ってしまい、カラダは炎症をおさめてくれません。切開のみではなく、内容物を完全に除去することで炎症を早く静め、痛みからの解放が早くなります。また炎症が長く続く事で、色素沈着が強く残ったり、傷跡も残りやすくなるます。当院では炎症でもくりぬき法を行っていますのでお気軽にご相談ください。

 

形成外科専門医 古林玄