2021.02.17
背部にできた脂肪腫の治療について専門医が徹底解説
本日の症例は背部の12cm大の脂肪腫です。
かなり大きな腫瘍ですがMRI撮影を行い、良性の脂肪腫と判断したため、切除を行いました。
脂肪腫は大きいもの(6cm以上)では悪性腫瘍の可能性もあるため、十分に精査をする必要があります。
出来るだけ早く切除し、精査する必要があるのでお早めにご相談ください。
今回の症例では簡単に切除することが出来ましたが、骨の下にある場合や、後頸部、マッサージをよくしている患者さんは、組織が破壊され、色々な部分と癒着します。
そのため、非常に切除が難しくなり、血腫などが出来る可能性も上がります。
見つけた際には出来るだけ触らず、受診をお願いします。
形成外科専門医 古林玄