- ほくろ除去を後悔する主な理由
- ほくろ除去を後悔しないために知っておきたいこと
- 治療後の後悔を防ぐ正しいアフターケア方法
- ほくろ除去のよくある質問Q&A
- ほくろ除去ならふるばやし形成外科へご相談ください
「目立つほくろを除去したい」「メイクで隠しきれないほくろがある」そんな悩みから、ほくろ除去を検討する方は少なくありません。ほくろ除去は、見た目の印象を変える施術の一つです。
しかし、ほくろを除去して「後悔した」という人も少なくありません。
本記事では、ほくろ除去に関する基礎知識や、治療方法の違い、クリニックの選び方について解説します。美しく安全に除去するために、自分に合った治療方法を見つけてみてください。
ほくろ除去を後悔する主な理由
「ほくろ除去をして後悔した」といった結果になる主な理由は、以下のとおりです。
目立つ傷跡が残った
目立つ傷跡が残った場合、ほくろ除去を後悔するケースが少なくありません。ほくろの除去方法によっては、切開跡や色素沈着が残ってしまうためです。
特に、大きなほくろや盛り上がりのあるタイプのほくろは切開が必要になる場合が多く、術後は体質によってケロイド状の傷ができることがあります。
また、医師の技術やアフターケアの有無によっても、傷跡の目立ち方には大きな差が出ます。
仕上がりがイメージと異なった
仕上がりがイメージと異なることも、後悔する原因の一つです。「もっときれいに取れると思っていた」「傷跡がまったく残らないと思っていた」など、施術前の説明と仕上がりのギャップによって後悔する人も少なくありません。
特に施術前の説明が不十分だったり、期待が先行しすぎてギャップが生まれたりした場合に起こりやすい傾向があります。
ほくろが再発した
除去したはずのほくろが再発してしまい、後悔する人もいます。これは、ほくろの根を完全に除去できていないことが原因で起こります。
特に、皮膚の表層のみを削ったケースでは根が残りやすく、数ヶ月~数年後に再発することがあります。
施術後に痛みが強く出た
施術後に強い痛みを感じたことで、後悔につながるケースもあります。施術中は局所麻酔を使用するため痛みを感じにくいものの、麻酔が切れた後に痛みが強く出るケースも少なくありません。
特に、切開法やほくろの根が深く皮膚の深い部分まで削った場合は、数日~数週間にわたって痛みや違和感が出ることがあります。体質や部位によっては腫れや赤みを伴うこともあり、痛み止めが必要になる可能性もあるでしょう。
費用が高額だった
費用が想像以上に高額で後悔するケースもあります。特に美容目的のほくろ除去は保険適用外となるため、1箇所あたり数千円~数万円の費用がかかることがあります。
さらに、複数のほくろを除去したり、修正や再手術が必要になったりすると、トータルで高額になる可能性もあるでしょう。
後悔を避けるためには、事前に費用相場や料金体系をしっかり確認しておくことが重要です。追加費用がかかるケースも確認しておくと安心です。
ほくろ除去を後悔しないために知っておきたいこと
ほくろ除去で後悔してしまう多くのケースは、「事前に正しい情報を知らなかった」ことが原因です。施術方法やリスク、費用、仕上がりのイメージなどについて十分な理解がないまま進めてしまうと、思わぬトラブルや不満につながることもあります。
納得のいく結果を得るために、以下のような正しい知識をもって治療に臨みましょう。
治療方法の違いを理解する
まず、ほくろ除去の治療方法にはさまざまな種類があり、それぞれに特徴があることを理解しておくことが重要です。以下のように、どの方法を選ぶかによって効果やダウンタイム、傷の残り方、再発リスクが異なります。
治療方法 | 内容 |
---|---|
レーザー治療 | ・炭酸ガスレーザーなどで皮膚を焼き切る ・ダウンタイムが短く、傷跡も目立ちにくい ・皮膚の深部に根がある場合は再発のリスクがある |
くり抜き法 | ・専用のパンチ型メスで、ほくろを深部からくり抜く ・根を除去できるため再発リスクが少ない ・ほくろが小さければ、縫合不要のケースもある |
電気焼灼 | ・電気でほくろの組織を焼き切る ・傷跡は残ることもあるが、再発リスクが少なく安全性が高い |
切除術 | ・ほくろをメスで切り取る外科的手術 ・大きなほくろや悪性の疑いがある場合にも対応可能 ・再発リスクが少ないが、傷跡が残りやすい |
どの治療方法が最適かは、ほくろの大きさ・形・場所・性質・希望する仕上がりによって異なります。医師と相談しながら、自分に合った治療方法を選ぶことが後悔しないための第一歩です。
信頼できるクリニックを選ぶ
ほくろ除去で後悔しないためには、信頼できるクリニック・医師を選ぶことも重要です。同じ施術方法であっても、医師の技術力や経験の差によって仕上がりに大きな違いが出ることがあります。
クリニックを選ぶ際は、以下の点を確認しましょう。
- ・医師が形成外科や皮膚科の専門医かどうか
- ・過去の症例写真を提示してくれるか(ビフォーアフターの写真など)
- ・メリットだけでなく、リスクやダウンタイムについても説明してくれるか
- ・アフターケアや経過観察についての具体的な説明があるか
話しやすさや対応の誠実さなど、カウンセリング時に「この医師なら任せられる」と感じられるかどうかを重視しましょう。
保険適用になるケースを知る
ほくろの除去を検討する際は、保険適用になるケースをあらかじめ知っておくことも大切です。医療的な理由で除去が必要と判断された場合は、健康保険が適用されることがあります。例えば、以下のようなケースが挙げられます。
- ・悪性の疑いがあると医師が判断した場合
- ・日常生活で擦れて出血するなど支障をきたす場合
美容目的の場合は自由診療になりますが、医療目的だと保険適用されるため費用を抑えられる可能性があります。
治療後の後悔を防ぐ正しいアフターケア方法
治療後の後悔を防ぐためには、正しいアフターケアが重要です。以下のポイントをしっかり押さえておきましょう。
テープの貼り方・貼る期間
ほくろ除去後は、傷跡を保護するテープを貼る必要があります。テープを貼ることで、傷跡を保護し、きれいな仕上がりを目指せます。
また、摩擦や紫外線などの外的刺激から傷を守り、色素沈着や傷跡の悪化を防ぐ効果があります。
施術方法によって保護テープを貼る期間は異なりますが、1週間~1ヵ月程度は毎日貼り替えるのが一般的です。途中でやめてしまうと、傷跡が目立つ原因になるため、自己判断でやめずに医師の指示に従ってケアを続けましょう。
紫外線対策の重要性
ほくろ除去を後悔しないために、紫外線対策を徹底することも重要です。術後の肌は非常にデリケートになっており、紫外線に敏感な状態になっています。
日焼けすると赤みが強くなったり、シミのように色素沈着が残ったりするため、除去したほくろが目立つ原因になりかねません。
そのため、紫外線対策は傷跡の仕上がりに大きく関わる重要なケアです。具体的には、以下のような対策を行うと効果的です。
- ・外出時は日焼け止めを使用する
- ・帽子・マスク・日傘などで物理的にカバーする
- ・晴れの日だけでなく、曇りや冬の日も紫外線対策を行う
医師の指示に従い、UV対策をしっかり行いましょう。
食事や生活での注意点
食事や生活習慣に気を遣うことも大切です。栄養バランスの取れた食事は、皮膚の回復を助けます。特に、以下の点に気をつけましょう。
- ・ビタミンやたんぱく質を積極的に取る
- ・十分な水分補給を心がける
- ・術後の喫煙を控える
- ・過度なアルコール・カフェインの摂取を控える
- ・睡眠時間をしっかり確保する
生活習慣に気を付けることで傷の回復を早め、きれいな仕上がりを目指せます。
ほくろ除去のよくある質問Q&A
ほくろ除去に関する、よくある質問を紹介します。
ほくろは自分で取れますか?
自己処理は絶対にやめましょう。市販の薬やハサミなどを使った自己除去は、傷跡・感染症・悪性腫瘍の見落としなどの重大なリスクがあります。
ほくろは見た目だけでは良性か悪性かの判断がつかないため、必ず医療機関で診断を受け、安全な方法で適切に処置してもらいましょう。
痛みはどれくらいありますか?
施術中は局所麻酔を行うため、ほとんど痛みを感じません。
ただし、麻酔が切れたあとは痛みやヒリヒリ感を感じる場合があります。痛みの程度は個人差があるため、不安な場合は痛み対策の方法を事前に確認しておきましょう。
ダウンタイムの期間はどれくらいですか?
施術方法によって異なります。一般的な目安は、赤みや腫れが落ち着くまで1~2週間、完全に目立たなくなるまで数ヶ月程度です。
術後のケアや生活習慣によっても回復速度が変わります。
施術後すぐにメイクをしても問題ありませんか?
施術後は、傷口が完全にふさがるまではメイクを避けた方が望ましいです。施術箇所以外の肌にはメイクをしても問題ありません。
保護テープの上からメイク可能な場合もありますが、施術内容によって異なるため医師に相談してください。
他のクリニックで受けた施術の傷跡修正はできますか?
当院は、専門医が幅広い手術に対応しているため、他院での施術による修正手術が可能です。
傷跡の状態や施術歴によって治療方法はさまざまなので、まずはご相談ください。
ほくろ除去ならふるばやし形成外科へご相談ください
ほくろ除去は、見た目を大きく変える可能性がある一方で、後悔する声も少なくありません。そのため、事前に治療法やリスクを理解しておくことが重要です。
さらに、信頼できるクリニックを選び、アフターケアをしっかり行うことで満足度を高められるでしょう。
当院では、専門医による丁寧なカウンセリングを行い、一人ひとりに最適な施術をご提案しています。ほくろについて気になることがある方は、どうぞお気軽にご相談ください。
院長紹介
日本形成外科学会 専門医 古林 玄
私は大阪医科大学を卒業後、大阪医科大学附属病院、市立奈良病院を経て東京へ行き、がん研有明病院、聖路加国際病院で形成外科の専門医として様々な手術の経験を積んできました。
がん研有明病院では再建症例を中心に形成外科分野の治療を行い、乳房再建および整形外科分野の再建を中心に手術を行ってきました。聖路加国際病院では整容的な面から顔面領域の形態手術、また、先天性疾患、手の外科、全身の再建手術に携わって参りました。
この経験を活かし、全身における腫瘍切除を形成外科的に適切な切除を目指し、傷跡の目立たない治療を提供できればと考えております。
他にも多数の症例を解説しています。